これにくっついてくるXperia Chinese Keyboardというのが気に入らなくて
一度アンインストールしてから再インストールしようと思ったのですね。
アンインストールは問題なくできた(ように見えた)わけですが、
困ったことにインストールしようとすると
こんな表示が出て失敗するのです。
「ファクトリーリセットかけてゴミファイルをワイプしたらいけるんじゃないのか」
と思った私は、迷うことなくファクトリーリセットかけましたよ。
ファクトリーリセットかけたらですね。
キーボードってまあシステム領域にインストールされてるんですが
アンインストールしたシステム領域のアプリは復活しないので
キーボードがないんですよ。
文字が入力できないわけです。
近頃はPC版Play Storeから遠隔操作でインストールもできるようになりましたが
Play StoreにログインどころかWiFiにもつなげられない。
内部ストレージにapk入れてインストールすればいいじゃん、と思っても
ファイラーもないわけです。
まあでもadbから入れることができるでしょう。
遠い昔にadbからapkをインストールした覚えがある。
しかし肝心な方法は記憶の彼方。
忘れないように書いててこの体たらくですからね。
インストールのおまじないは
adb(.exe) install hogehoge.apk
まあなんてシンプル。
前はなんだかよくわからないで -r というオプションをつけてましたが
これは上書きインストールするけどデータは消さないで残しといてね、
という意味のようです。
fastbootの時もそうだったんですが、
人によっては 「fastboot.exe」とか「adb.exe」とかで呼び出す人もいます。
この「.exe」は(多分ディレクトリが同じなら)つけてもつけなくてもいいみたい。
何はともあれadbを呼び出しますとね、
adb server is out of date. killing...
と延々と繰り返すわけです。
で、M2端末の方にも
という感じでダイアログが出てくるんですが
「このPCからの接続は常に許可する」ってチェックボックス入れてるのに
こっちも延々と表示され続ける。
これは複数立ち上がっているadb.exeを
タスクマネージャから全部キルすることで解決します。
解決法を求めて辿り着いたサイト、あっこれ見たことある、と思ったら
自分でも以前に書いてましたね。
もしくはこのページによれば
adb kill-server
というおまじないでもいけるみたいです。試してませんけど。
これなんでこんなことになるかっていうと、自分の場合は
十中八九Flashtoolを同時に立ち上げて
USBデバックモードで接続してたからだと思われます。
前回はadb.exeのキルでうまく行ったんですが今回はそうは問屋が卸さず
error: more than one device and emulator
とか言ってエラーメッセージを延々と吐きやがります。
接続されたデバイスを見てやりますと
確かにデバイスが複数接続されてます。
この ZH8(以下略) のがM2のシリアルですね。
どっちのデバイスにインストールしたらいいのかわかんないよー、
と訴えていますので -d とか -s [Serial Number]
インストール先のデバイスを指定してやります。
-d というのはUSB接続している端末を指定する、
-s はシリアル番号から端末を指定する、というおまじないです。
ところでBloggerのエディタモードで、文を小文字の<>でくくると
意味不明なhtmlタグかなんかと勘違いされて
まるごと消えてしまうみたいですね。
書き直し後のインストールのおまじないは
adb -s ZH8(以下略) install hogehoge.apk
USB接続してる端末が一つなら
adb -d install hogehoge.apk
でもいけるのでタイプ数(とそれに伴うタイプミス)を減らせます。
意気揚々と打ち込み「っターン!」とエンターキーを押します! が……
INSTALL_FAILED_ALREADY_EXISTSって、
入ってないってのにこんなこと言われてもう訳がわかりません。
しょうがないのでGoogle Keyboardを入れてやります。
こっちは何の問題もなく入るのが腹立たしい。
本当は他にも「パッケージのシグネチャが正しくないのでインストールできない」
とかいうようなことも言われたんですけど、
このエラーメッセージは再現できませんでした。
スクショ撮っとけばよかったと思うも後の祭り。
この端末ではしばらくXperia Keyboardは諦めて
Google Keyboard一本でいくことにしました。
しばらく、というのは、いつかアプデなり何なりした時に
まあ十中八九復活するからです。
副作用かどうかは知りませんが、
キーボードが一つもない状態ではバックボタンも効かなくなりました。
ftfの焼き直し待ったなしか、と思いましたが
任意のキーボードをインストールすることで直りました。
……とかいうことに半日くらい費やしたわけですが
これ最初っから素直にftfを焼き直してたら15分で終わった話でしたね。
んで、これこうやって書き残すために
手順全部繰り返してたりするわけですよ。
我ながらご苦労なこったと思いました。
まあただ、ファクトリーリセットかけてはftfを焼き直し、というのを
立て続けに4、5回はやったわけですけど、
微妙に入ってたり入ってなかったりするアプリがあったり
毎回微妙に挙動が違ったりで
実は全部のデータは消しきれてないのではないかなあ、
という印象を受けましたね。
[参考にしたサイト]
Android Debug Bridge