iBook G4 mid 2005 (左)と iBook Dual USB (右)。
PPCからG4になって性能は格段に上がったが
パネルなどの質感・透明感はDual USBの方が好みだった。
タブレットPC(Dell XPS 12 2-in-1)と比較。
どちらも公称12インチなのだが、ずいぶん大きさが違って見える。
上から撮るとあまり目立たないが、iBookはかなり分厚い。
あと、結構重い。
iBookの厚みはXPS 12の1.5倍ほどあるんではなかろうか。
Dual USBは、卒研の1年と、異郷の地での最初の半年を伴走してくれた。
研究室に入って最初の1ヶ月は先輩のPower Bookを借りていたのだが、
手頃なスペック、手頃な値段で購入を勧められた。
あの頃はまだ「グラフィックならMac」と言われていた。
ChemDrawも、Win版がようやく発売された頃ではなかったかと思う。
使わなくなった後も、メモリを増設し、Air Macを取り付け無線化し、
HDDを換装し、光学ドライブを換装し、さらにHDDをSSDに換装したりと、
結構チューンアップして楽しませてもらった。
ただ光学ドライブのベゼルが特別仕様で、最後まではめられなかったのが心残り。
iBook G4は、父がなぜか突然買ってくれた。
しかしすでに普段使うソフトはWindowsでしか持っていなかったため
そもそもあまり使うことがなかった。
HDD換装を2回行ったが、
電源ケーブルを引っ張ってしまったか何かで起動しなくなってしまった。
大して使わないうちにスクラップ行きになってしまい、とても心苦しい。
iBookシリーズは分解するのも一苦労ではあるが、
念のため処分に際してストレージは抜いておくことにする。
G4 mid 2005のバックパネルを外したところ。
光学ドライブは見えるが、この段階では外れない。
HDDはこちらからは見えない。
フロントカバーを固定するネジを隠すための磁石。
Macの設計ははこういうところが行き届いてると思う。
これはDual USBも共通。
フロントカバーを外したところ。
RAMソケットのすぐ左のヒートシンクの下にCPUが鎮座しているはず。
(確認はしなかった)
光学ドライブとHDDを取り外す。
電源ケーブルと基板を止めているハンダが
なんとなく緩んでいるのを確認。
バラしたパーツを並べてみるとこんな感じ。
Dual USBバックパネルを外したところ。
ドライブ等の配置はG4 mid 2005と同じ。
右下の3センチ四方のパーツがCPUっぽく見える。
フロントカバーを外したところ。
光学ドライブとSSDを取り外す前に写真を撮るのを忘れた。
RAMソケットの横にヒートシンク。めくってみるとCPUが現れた。
後で組み立てる必要はないと思うと分解は気楽にできるものである。
そして、この街での5年半、辛い時も悲しい時もいつも側にいたDell studio1555。
グレアパネルはいまいちなんだけどな~、とか言いながら
特にトラブルもなく使っていたが、
購入後4年を過ぎたあたりから排熱に問題が発生。
スタンドを用いて1年ほどだましだまし使っていたが
CPUファンの軸が折れているかずれているかのような異音がするようになった。
それに呼応するようにブルースクリーンを頻発するようになったため
思い切って廃棄を決定、XPS 12に完全移行することにした。
捨てるには忍びなかったけれども。