フィスラー プロコレクション キャセロール 24cm

05 December 2015

Cooking

t f B! P L
念願のフィスラーの鍋。
5年迷い続けてついに買った。
ドイツ語ではprofi collectionだが、日本語ではプロコレクション。

鶏をまるごと煮込める大きさの鍋がほしかった。
容量が同程度(約4L)の20cmシチューポットと
どちらにするかとても迷ったが
20cmシチューポットは背が高くて冷蔵庫に入らなそうなので
24cmキャセロールにした。


ただ盲点だったのは、フィスラーの鍋は底面多層なので
底面積の大きい24cmキャセロールは
容量がほぼ同じの20cmシチューポットの
1.5倍近くの重量だったことである。


WMFの鍋も悪くはないのだが、すでに2個持っているし
フィスラーの方が好みなので使ってみたかった。
というのも、WMFの鍋は側面が薄めで縁が鋭く、
使っていると縁で手を切りそうな気がするのである。

フィスラーの鍋は、WMFに比べて、まず底が重い。
側面も気持ち厚めで、全体としてはずしっと重い。
コレで作ったら美味しいだろうな、と思わせる鍋ではある。


フィスラーの鍋を買うにあたって
Fissler製品は蓋が大事ですので、必ず蓋付きで買いましょう。その辺のちゃちなぺらぺらの蓋で代用してはいけません。
という忠告があったので、店頭で蓋を片っ端から持ち上げてみた。
持ってみた感じではどれも(フィスラーだけでなく他社のも)
あまり変わらないと思ったが
プロコレクションは明らかに他より重量感があった。

ちなみにプロフィーコレクションの対抗馬となりうるWMFトップスターは
ドイツのWMF直販店にすら現物がなかったのでノーコメント。
(トップスターより下のランクと思われるグルメプラスはあったが
蓋にそこまでの重量感はなかった)

プロフィーコレクションの蓋は本当に厚くて重く、
ドラクエに「なべのふた」という防具があったが
本当に盾になりそうな感じである。


内側も外側もサテンヘアー仕上げで
鍋の内側に目盛りがついている。

鍋はさすがに重く(約2.2kg)しかも大きいので
小さいシンクでは洗うのがやや大変である。


フィスラーの鍋はドイツのデパートではほぼ常時特価品があるが
安くなっているのはたいてい廉価版で
プロコレクションシリーズが安くなっていることはそうしょっちゅうはない。
安いのはやはりそれなりである(≒軽くて薄い)。

シリットもル・クルーゼもそうだが、
日本向けと本国向けで微妙にラインナップが違う。


「熱伝導性」は鍋議論における頻出キーワードであるが
熱伝導性がいいので、一旦沸いたら、「1」でもぐつぐつ煮え続けます。火を止めても、冷めません。
熱伝導率がいいから、省エネで結局安上がり。 
というのは違うと思っていて、
熱伝導性がいいのであれば、すぐに冷めるはずである。

「熱しやすく冷めにくい」物質は残念ながら今のところなく
「熱しやすく冷めやすい(= 熱伝導がよい)」
「熱しにくく冷めにくい(= 熱容量が大きい)」
かのどちらかである。

熱伝導性が問題になるのは炒め物など
熱をかける時間が短い調理をするときの鍋で
じっくり焼くときや煮物をするときは
鍋の熱容量の大きさの方が効いてくると思う。

熱伝導性を売りにするのは中華鍋とかで
厚手で重い鍋の売りは蓄熱性である。

フィスラーの鍋は熱容量が大きいから冷めにくく、
結果として弱火でもぐつぐつ煮え続ける

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History

2010年3月31日 再々移転・改題
2008年7月16日 再移転
2003年2月26日 移転・改題
1999年1月2日 開設

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