旅団1より旅団2の方が早くクリアしてしまう日が来ようとは思わなかった。海外版名授3章は5月10日配信、ギリギリ配信日前であった。
3月末に海外版の最新章富授3章に追いつくまでは海外版の旅団1をメインに進めていて、日本版の旅団2の方は日替任務程度の活動しかしていなかったのだが、LALコラボを攻略する都合上旅団2でもメインストーリーを進める必要が生じた(防具がショボすぎた)。
コラボ終了直後に開催された2.5周年記念特別任務も、最初は期限内に名授3章をクリアするのは難しそうだし全極8章クリアまででいいか……と思っていたのだが、旅団2のあまりの快進撃に意外と達成可能な気がしてきて、やってみたらできてしまった。旅団1ではあんなに面倒に思えたエドラス兵討伐功績があっという間に獲得できてしまったのもうれしい誤算だった。
タスク全部クリアできなかったのに感謝の聖導印を最大個数もらえるとは思わなかった。金導石は最後の一日分だけ交換し損ねた。
黄金特別任務もサクッとクリア。どうもメインストーリーの進行度によってタスクが変わるようであった。
これで旅団2も晴れてチュートリアル終了である。
本当はドニエスクが所属タウンの団員のトラベラーストーリーが早く見たかったのだが、2.5周年記念特別任務のタスクが名授3章クリアだったのは今後ゲームを進める上では好都合ではあった。
というのも、授けし者編の想定レベルはたぶん実装順に富→権力→名声になっているので、最初に名授3章をクリアすれば、旅団1で経験したようにテーマが変わるたびに素材周回する必要がなくなるのである。海外版のプレイ時点では実装済みだったのは全テーマ2章まで、3章は順時実装されていったので、仕方がないと言えば仕方がなかったが、だいぶつらかったのでできれば避けたいところであった。
名授序章の探偵クイズであるが、ミステリー系を数多く読んでいる人にとってはフィナ一択だったようだ。「『名声』を授けるものだから影響力が権力、富のキャラは除外」「フィールドコマンド報酬があるキャラは犯人じゃなさそう」というのはメタだが説得力があった。
フィナとは権力を極めし者ですれ違った程度だからこちらを覚えていなくても無理はない。リンユウはフィナに旅団を命の恩人と紹介するが、身内でもないフィナから礼を言われるのはちょっと変だよな、とは思った。
「聖火教会の歴史に詳しく、多くの書物を読み込んでいる」のはともかく「聖火の加護の意味とはなにか、改めて考えているらしい」のはマティアスも通った道で、怪しいと言えば怪しかった。しかし他にも好奇心からウィスパーミルに調査に出かけている司祭などもいて、そちらに気を取られてしまった。
名授2章にて、選ばれし者は若き聖火騎士になぜ戦うのかと問われるのだが、前段で
聖火指守長が後継者候補に尋ねていた。その聖火指守長もかつて何者かから
と問われていたのであった。こうして並べてみると、聞かれてうまく答えられなかったから別の人に聞いてみた感が出てくる。
サザントスは問いかけを黙殺したが、ロンドはサザントスに「秘密です」と答え、サザントスから「……ふざけているのか?」と𠮟責される。ところで、サザントスはなぜロンド君に対しても貴様呼びをするのか。
しかし、ロンドに答えがなかったわけではない、と思う。「憧れは理解から最も遠い感情だよ」とも言われるけれど……。
大陸の覇者ではイヴォン学長が結構コミカルに描かれていて、無印とは受ける印象が異なる。
名授3章での信者の集団自決シーン。
なにか既視感があるなと思いながら眺めていたが、思い出したのは攻殻機動隊SAC 2nd GIG第12話「名も無き者へ SELECON」であった。もっとも、攻殻機動隊では二人組になって互いに討ち合っていた点が違う。
無印のファンとしては、この名声を授けし者が授けし者シリーズの中では一番面白かったのだが、それだけに日本語のおかしい箇所があるのが残念だった。
「魔神ガルデラの血を賜ったこの悠久の時を……」
これでは悠久の時が魔神ガルデラの血を賜ったことになってしまう。「魔神ガルデラより賜ったこの悠久の時を」あるいは「魔神ガルデラの血を賜ったことにより得た悠久の時を」であろう。
【追記】海外版では「魔神ガルデラの血によって我々に与えられた永遠の時を」となっている。元の日本語がおかしくてもちゃんと意味の通る文に訳出するローカライズチームはえらい。
「時が与えられた定めに」
「時間が与えられる」とは普通猶予のことであり、猶予を運命とはあまり言わないのではないだろうか。時間=命と拡大解釈して、「永遠の命を与えられた定めに」とかならまだ「定め」という語の持つスケール感に見合うのだが、たかだか数年程度の猶予を与えられてそれを「運命」と言ってしまうのは大袈裟すぎる。
【追記】海外版では「私に時間が与えられたことに感謝している」となっていて、これなら普通である。しかしなぜ「誤解するな」という一文が追加されたのかはよくわからない。
「密かに(…)潜み……」
堂々と潜んでいたら「潜む」とは言わないと思う。
これはTwitterでも指摘があったが、同じセリフを何度も反復するのはさすがにワンパターンすぎて飽きる。
【追記】海外版では、他の繰り返しセリフはばっさり全カットして別の文に変えてあるが、戦闘終了後の繰り返しだけはそのまま翻訳していて、原文よりメリハリが効いていたと思う。
ボス戦の記録。
毎回書いているけど、これはこんな無/微課金パーティー&へぼプレイヤーでもクリアできた! という記録なのである……。
全体的に、海外版(旅団1)よりも日本版(旅団2)の方が低レベルにもかかわらず戦闘に余裕がある。体感だが、旅団2のレベルは旅団1より5~10ほど低いにもかかわらず与ダメは2~5割ほど多い。おそらく支炎獣のステータスが上乗せされているのが効いているのだとは思うが、敵のステータスもいくらか弱体化されているような気もする。
全極7章。旅団1では苦戦したので、マーメイドボトム、エリアルグラブ、エリアルブーツを揃えて様子見に行ったら3ターンで終わってしまって、しばらく呆然としていた。装備は基本的にエリアルシリーズ2段階目&メテオライト防具である。
全極8章。さすがに3ターンでは終わらず1戦目5ターン2戦目7ターンかかったが、相当余裕のある戦いであった。装備は全極7章と同じ。
名授1章中ボス戦。装備はエリアルシリーズ2段階目&セイクリッド防具。
基本的に防具が揃ったらボスに突撃していたのだが、なんでこんなに素材集めが楽なのかと思ったら武器を揃えなくていいせいだった。命界の討伐依頼では結構気前よく素材が出るし、この段階ではまだエリアル武器の方が強い。
名授1章ボス戦。装備は中ボス戦と同じ。
名授2章中ボス戦1。これも旅団1ではものすごく苦労したのだが……エッあの苦労はなんだったの? と思わず口に出てしまうほどの柔らかさであった。何を考えていたのかもはや思い出せないが、スクショを見る限りではセイクリッド防具のまま突撃していた。
名授2章中ボス戦2。中ボス戦1の直後にそのまま突入。第1ラウンド、第2ラウンドともに所要ターン数3ターン。
名授2章ボス戦。さすがに防具はアトラスシリーズに替えたが武器は2段階目のエリアル装備。まだギリギリ3段階目のアトラスシリーズより強い。前回と同じく、ブレイクさせないままチマチマHPを削る戦法で行こうと思っていたが、案外普通にブレイクできてしまい、オーラ攻撃を食らうことはなかった。
名授3章中ボス戦。そろそろ2段階目のエリアルシリーズではつらいと思っていたら、ベルケイン(名授3章開始)で3段階目が開放された。防具はインフェルノシリーズ。ちょうど悪戯キャットリンへのお仕置き依頼開催中で、もう少しレベルを上げてもよかったのだが、上限突破のための導石が足りなくなりそうだったので突撃。
権授3章の中つ海での素材収集が本当につらくて忘れていたのだが、シンボルエネミーは強化用の素材だけでなく作成用の素材もドロップし、しかも名授3章のマップでは4種の作成用素材を5個ドロップするシンボルエネミーが各2体ずついるので、素材収集はかなり楽に感じられた。
名授3章ボス戦。なんだか節操のないパーティーになってしまった。サイラスを抜いてストレイボウを入れたのは完全にミスである。ブルースコールで連撃できると勘違いしてしまったのであった。装備は基本的にはエリアルシリーズ3段階目&インフェルノ防具。
前半戦では結構麻痺が入った。後半戦はオルステッドのヘキサフランジがかなり頼りになった。旅団1もだが、旅団2にも風の属性攻撃ができるユニットが少ないのである。ハーレーはいるが……。
後半戦の前半でちゃんと「魔女と呼ばれる者」が流れたのは良かった。後半戦のラストで「魔神の血を継ぐ者」が流れるのはまだ理解できる。
一応ノーコンティニューでクリアできたのだが、旅団1の富授3章の時よりひどい有様だった。ゲージが半分くらいに減ってからサザントスが介入するまでがいちばんつらい。
[参考にしたサイト]
・司教暗殺の首謀者調査と推理|犯人はだれ?