フェンネル。
セロリの茎の根本をもっと密にして丸っこくしたような外見で、
よくスーパーで見かけるが、 今まで試してみたことはなかった。
フェンネル。日本名茴香。五香粉に使う、とある。
嗅いでみると、特に若い葉っぱの部分で
五香粉の、太田胃散のあの匂いがした。
セロリから連想して香草野菜の一種だろうと思い
セロリの代わりに牛肉を煮込むのに使ってみたが
フェンネルは魚向きのハーブだということを後で知った。
しかしハーブとして使うのは若い葉や種子で
根に近い茎の部分はそのままパリパリ食べるらしい。
この茎の部分、ドイツでは普通にFenchel(フェンネル)で売っているが
実はフェンネルではなくフィノッキオというらしい。
しかも株に雌雄があるらしく
雄株(どっしりとして丸っこい)は味が柔らかいのでサラダ向き、
雌株(ぺたんとしてスリム)は香りが強いので煮炊き向きらしい。
私が買った、というよりドイツで売ってるのは
見た限りではどうも雄株(=サラダ向き)だけのようだ。
……。