最後のメインストーリー富を授けし者。3月25日時点では富を授けし者だけが3章まで配信されているが、それもつい今月1日に配信されたばかりのピカピカの最新話である。
去年の年末にインストールし、どうせ最新話(海外版)に追いつくことはないし、なんとなく2節を始めたくなくてうだうだ遊んでいたところから一念発起して1か月。エンドコンテンツは未クリアではあるものの、メインストーリーはついに最新話に追いついた。
富授序章。あれから1年……作中でも1年経ってしまったのか。富極3章配信から富授序章配信まで実時間で1年経ったのかと思ったが、富授序章の配信はサービス開始から約4カ月後の2021年1月末であった。
ロッソはなんだかんだ頭領やってただけあって、的確に物事を進めてくれて大変好ましい。ピエロ・デッラはああいうキャラなのだとは思うけど、もう少し冷静に頭を使ってほしい。
そしてレヴィーナ。あれが噂のレヴィーナ……クレスに「あのレヴィーナとかいう娘は勘弁してくれ、こっちの身が持たない」と言わしめた(※R18二次創作)あの……。レヴィーナに拷問されている人物の様子から推測するに、レヴィーナが得意とするのはもしかして色責めなのか?
富授1章。背景の描写が緻密。雨が降るシーンで地面の水溜まりの水が跳ねるのとか、血だまりがリアルなのとか。黒幕の正体はネタバレで知ってはいたのだけど、トリックがわからない。
富授2章。序章1章とロッソのクールさが光っていたが、この章に入ると粉ジャンキーな一面を思い出し、変わらぬ彼に安心感を覚えるなどした。
この章で、これ以上進めない旨のメッセージが突然こなれてびっくりした。
それまでは、どこでもこういう画一的なメッセージだった。
まあこういうのもあったけど。
3節に入ってからの傾向だが、シンボルエネミーの手前に宝箱が置かれるようになった。富授2章のダンジョンは進行度によって通れる箇所が変わるのが面白い。「なおここで出てくる雑魚敵は暴徒で、ずっとおあずけ状態だった『信者退治』の功績に貢献してくれます」なんですと! 落成式場がなくなってしまって諦めていたところへ朗報であった。
黒幕は「富がすべての悪の根源であるので消し去らねばならない」ということを繰り返し主張するのだが、正直ナイーブだと思った。富の力に負けたというか、その力を使えるだけの器がなかったのだろう。富への怨念が指輪の力を呼んだのか。
ストーリーが進んだら説明があると信じたいが、そもそも指輪は何のために作られ、どのような経緯で8人(こちらもある意味「指輪に選ばれし者」である)を狂わせてしまったのか。指輪は汚れたために瘴気を放つようになったのか、それとも指輪の力自体は中立で、使う者の信念を反映しているだけなのか。
ところで信徒(狂信者)ジュダの名前がJudahと綴られているのだが、これでは「ジュダ」ではなく「ユダ」が正確な読みである。
富授3章。3章のダンジョンはギミックもよかったし、宝箱は単にシンボルエネミーの後ろに置いてあるのではなく罠が仕掛けてあったり、なにより富! という感じがして大変気に入った。なんとなく古のDQ3のピラミッドを思い出した。そしてバトル曲がバトル3になった!
シェルビーとペレディールは素材周回中にめでたくレベルMaxに到達してしまった。
天賦覚醒4段階目は現時点では二人とも未開放。必殺技はシェルビーには2月22日に実装されたが、ペレディールの方は未実装である。
💪Ultimates Update💪
— OCTOPATH TRAVELER: CotC (@octopath_cotc) February 22, 2023
It's time for a taste of some new medicine! In addition to Soleil, 4★ apothecaries Merrit, Rodion, Shelby, and Rita can now learn and enhance Ultimate Techniques, so be sure to take on the Tower of Trials and get those Wisdom Orbs!#OCTOPATHCotC pic.twitter.com/2j1J3cpHR3
二人ともまだまだ現役なのだが経験値がもったいないので、シェルビーの後釜にアーフェン、ペレディールの代わりにテリオンを入れた。テリオンの神業は反則ではないだろうか。
富授1章クリアで全テーマの1章が終了したのでサイドストーリー「西方エドラス大使」が開放された。本当は富授3章をクリアしてからプレイするつもりだったが、素材周回に飽きて手を付けてしまった。トラベラーストーリー一人分くらいの負荷だった。
ム・シムメの兄とは2節2章で出てきたム・シウヒのことか。ストーリーの都合上仕方ないとは言え、弟の方がずっと強い。侮って準備なしで突入したところ、ルビーを1回割る羽目になった。
肝心の黒幕であるが、これがいよいよ小物過ぎる。虚仮威しが痛々しすぎてもう見ていられない。富についての俯瞰的網羅的考察はできず、破壊するのみで何ら新しいものを提示せず、自らの所業自体富があってこそ可能な点についての反省もない。自分の計画が躓くと「お前のせいだ」と喚く。これでは金持ちで図体のでかい3歳児が駄々をこねているだけである。プロデューサーから「戦闘力こそ高いのですが(中略)ボスとしての格は低い」と評されたタイタスの方がまだ肝が据わっていた。今まで出てきたボスの中ではなんだコイツ度堂々のトップ。
黒幕の所業について「富授で黒幕のやってることは世界的に良いかもしれないけれど」と擁護する向きもあるが、あのただのテロ行為が良い訳がない。あれで世界の何が良くなったのか。黒幕推しなあまり基準がおかしくなっているのではと思ってしまう。黒幕は富を持つ人間に罰を与えても、救うべき貧しい人間を救おうとは実はまったくしていなかった。
でも最期はなんだか可哀想になってしまった。誤った信念に固執して、そのくせ仲間を試すことでしかその信念の正しさを信じられなくて、その信念が正しくなかったことを認められなくて、そしてそのために本当に持っていたものにも気がつかないで。それでも、仲間に引導を渡してもらえて、まだましだった。今までとはタイプの違うボスだったなと思う。
それにしても、授けし者ってそういう意味だったのか。思い返せばタトゥロックも何か似たようなことを言っていたが、その時は「何言ってんだこの人?」という感じで、話を全く真に受けていなかった。
「テメエこそ(……な)こと並べてんなよ」というピエロのセリフが全然聞き取れなかったのだけど、「てめーこそ眠たいこと並べてンなよ」でした。
「オスカってあんだけ皮剥がすとか言ってて最後にチ〇ポの事言うの酷いよね」
例の伏字の部分はサクッと全削除され、全く違う文面になっていた。
「そろそろ……クソ皮を脱げよォォォ……!?」
「てめェの……その……小汚ェ×××をよォォ……」
「俺に晒せよォォォ!?」
日本語の方は語彙・発想ともに幼稚すぎて残念極まりない。こうまで頭の悪いボスもあまり見ない気がする。なお伏字の部分はイタリア語とのことである。
ちなみに「取るに足らない人物」という意味の「こもの」は「小者」ではなく「小物」と書く。
ボス戦の記録。
序章。バトル後のレヴィーナの「尋問」は印象的だったが、バトル自体はほとんど記憶に残っていない。
ちなみに「尋問」の後はこんなことになっている。
完全にレヴィーナに骨抜きにされているが大丈夫なのか。というか首輪はNecklaceではないだろう。翻訳はきちんとしていただきたい。
1章。ゴロツキだが一応中ボス。グランポートの子分三人組の名前(イヴリ、ガッコ、ワッパ)も大概だったけど、このボスの名前(マンダリノ、リモーネ)は一体何なのであるか。
2章。テレーズのボス戦デビュー。弱点に杖と闇が入るとやはりステッドの出番になってしまう。プリムロゼはハスミと違って回復アビを持っていないので、よほどのことがなければミロードとハスミの両方を外すということはできない。
3章中ボス。風の連撃持ちがハーレーしかいないので、育ち切っていないが実戦投入するしかない。
最初は様子見のつもりだったが、案外健闘してくれて残り3割くらいまで削れたので、初めてルビーを消費してコンティニューしてしまった。なお最後まで粘ったのはHP治癒のサポアビで毎ターン1000近く回復する3凸シェルビーであった。
「①物防+属防=928以上」
これは中ボスが初手物理二手火属性の連続攻撃をしてくるからで、おおよそ物理800属性400程度のダメージを受けた。今回はセイクリッド防具ではさすがに薄かった。
装備が古い場合のバトルの難易度の変化としては、
1つ前の街の装備:『特に問題なし』
2つくらい前の街の装備:『まぁクリアはできるかなぁ』
3つ以上前の街の装備:『なんか妙に難しい(与ダメが足りない、被ダメが痛い)』
という感覚です。
本当にこれであった。
「②シールドを削るほど不利になるので、一撃のダメージが小さいなら無闇に削らないのがオススメです」
シールドを削りすぎないように気を付けていたら、闇の属性攻撃持ちが二人とも早々にリタイアしてしまったので、あまりシールドとか気にせずに普通に攻撃してもよかったなと思った。BP攻撃してくるのでBPは出し惜しみせずにさっさと使ってしまった方がいいかもしれない。
この中ボス戦では、戦闘直前のシーンから流れ続けた哀愁に満ちたBGMが戦闘中ずっと流れ、戦闘終了のファンファーレも鳴らず同じ曲がずっと流れたまま次のシーンへ繋がるなど、他の戦闘とは一味違っていた。最初の頃より音楽の使い方に幅が出てきたように思う。
そしてボス戦。3章ボス戦についてのまとめとして、
・インフェルノ・ベルセルク・アトラス武器いずれかの覚醒段階をⅣにしておく
・防具は極力インフェルノシリーズで揃える
・パーティレベル平均は90以上
・ヒーラー・バッファー・デバッファーを最低1人ずつ編成
・シールド削れる人は1人でも多い方が良い
と書かれているブログを読み、大変戦慄した。これは富授だけでなく権授、名授も含めたまとめであり、富授までしか実装されていない現段階では揃えられる店売り最高装備はどう頑張ってもオリジンシリーズなど実情に合わない点はあるが、それを差し引いても率直に言ってクリアできないと思った。
氷連撃持ちは5人も(ファルコ、アーフェン、カルドナ、カージェス、調整済ライオネル)いるのに氷アタッカーがいなくて悩んでいたのだが、NieR:Automataコラボガチャを回したら☆4.5サイラスが来た。今回は、今までに何度も見たロディオンではなかった。待ちに待った☆5(4.5だけど)の学者、しかも本命。勝ちを確信した。
前半戦。バルジェロは、あえて放置しているお供にばかり攻撃するので、途中でお供にも手数を割かれる羽目になりやや鬱陶しかった。おまえはヘルプに入っているのか邪魔をしているのか? 前半戦所要ターン数23。
続く後半戦。交代禁止状態異常付与攻撃があるから回復役を前後に配置していたのに、沈黙と交代禁止を同時に食らってどうしようもなかった。そして凶悪な前後列同時睡眠攻撃。状態異常を100%防ぐアクセサリーがないのにこの攻撃は理不尽である。
そこからどんどん体勢が崩れていって、オーラ攻撃をまともに食らってもうだめかと思ったところで演出が入った。
どのくらいだめだったかというと普通に全滅で、むしろステッドとテリオンの二人が残ったのが奇跡である。直前のオーラ攻撃から演出に入ったのは本当にドラマチックで、録画し損ねたのが大変心残りだった。
パーティーの装備とアビの一覧。
中ボス戦でのアドバイス「①物防+属防=928以上」はボス戦でも有効であった。物防・属防の数値的には中ボス戦と大きく違わないのだが、防具のグレードが違ったためか、受けるダメージは格段に減った。今回はシールド数はあまり気にせず普通に削った。BPの出し惜しみはしなかった。
ダメージソースとなったのは、ファルコのアサシネイト、サイラスの氷結魔法、プリムロゼの闇宵の詩II、ステッドの大暗闇魔法IIであった。
ファルコは、育ち切ってない気がしてほぼヴィオラの後ろで置物になっていたのだが、ファルコのサポアビ的には正解だった(時々後列にも攻撃が入るが)。ファルコは運営が言っていた通りに富授3章ボス戦で活躍してくれた。
中ボス戦の音楽の使い方はすごくよかったのにボス戦ではまたしても「魔神の血を継ぐ者」が流れて、ああもうそういう方針なのね……と思った。個人的にはガルデラが安売りされているようでガッカリポイントである。
「ストーリーは初見でボス倒したい派だったけど無理ゲーすぎて早々に諦めて特化PTにしたわ」自分も3節1章あたりから完全にそちらにシフトせざるを得なかった。ボスの弱点を見定めてパーティーの育成をしたり装備を揃えたりしないともう撃破できない。大陸の覇者は普通にコンシューマーゲームより難易度高いと思う。
[参考にしたサイト]
・恋愛ストーリーとしても見どころ満載の“権力を極めし者”(ネタバレ控えめ)【オクトラ大陸の覇者シナリオ秘話インタビュー4】
・オスカ戦の推奨レベル嘘つきすぎだろ…【オクトラ大陸の覇者】
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・[オクトラ覇者:71]富を授けし者 第3章 その2